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きしこの研究

日々の勉強をアウトプットする用だよ。

UX JAPAN FORUM 2016に行ってきたよ。

 

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10月8日に大阪で開催されたUX JAPAN FORUM2016に参加してきました。

 

去年は福岡で開催され、今回で参加するのは2回目。

去年の内容は、「サイレントニーズを探る」で、各事業のUXに対する取り組みといった印象でしたが、今回は、もっと視野を広げて「社会とデザイン」というテーマで議論されました。

去年は、UXと言う言葉に触れ始めた頃だったので話についていくのが本当にやっっっっとでした。今回も難しかったけど以前よりは何か点と点が繋がるような感覚があった気がする…。

 

 

◉講義の前に感動したこと

実はこの日、大学祭1日目で朝は大学で露店の準備をしてから駆けつけていました。

いつもなら余裕を持って会場に到着するのに、今回はギリギリに電車に乗ってしまい、その上、新快速に乗ったつもりが快速で、到着時間がとてもギリギリに・・・。(走ってホームで転けて足負傷しながら…。) しかも、会場は大阪駅近く。意味分からなさNo.1の地域で すこぶる不安でした。

 

しかし、到着時間はギリギリとはいえ、10分前には着くことができました。

それはこの案内がとても丁寧だったからです…!↓

【UX JAPAN FORUM】常翔学園 大阪センターまでのアクセス - UX KANSAI ブログ

 

ここまで、会場案内をしてくださるイベントは初めてでした。(あまりイベント参加自体が少ないのもあるけれど…)しかも、会場付近でもスタッフさんがプラカードを持って立ってくださっていたのでほんっっっっっとうに、迷わずに来ることができました。

会場に、ついて空いている席を探そうとしていると、机には

 

f:id:kisico0418:20161012154021j:plainと机に置いてあったので、本当に何から何までスムーズでした。

 

そして、紙のアンケートはあったのですが、カードの裏にQRコードが掲載され、急いで時間内に会場で記入できない人にとってもアンケート回収がしやすい仕組みになっているなぁと、「なるほど!」と感動。

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このようなちょっとした気遣い・会場作りはこれから始まるイベントに対しての期待感というか信頼感が増していく気がします。

 

さて、本題へ。

 

◉オープニング@浅野 智先生(株式会社経験デザイン研究所)

 岸本の引っかかったキーワード

「便利なモノだけが人を幸せにすることではない」

便利なモノやアプリが溢れ、人間がアホになる開発になってきた。

何かを効率化することが一番ではないよね。

・・・本当にそれが人間を幸せにするのか?

便利・効率化することではなく、「幸せになったのだろうか?」

 

断片的ですが、今回のキーワードでもある言葉。

 つい、授業でアプリを制作するときも、便利・効率化を考えてしまっていた。

「幸せ」ってなんだろうね。。。と考えさせられる言葉でした。

親とかスマホに慣れてないけど、子供達が一緒に教えることで会話のきっかけになるし、不便が悪というわけではないなぁとしみじみ。複雑だからこそ「達成感」というものを得られるわけだし。と考えている間にキーノート1へ…。

 

◉キーノート1 @草郷 孝好先生(関西大学
「幸せな社会を共に創るアクション・リサーチ(実践的協働研究)」

話の最初はピンとこなくて、断片的には理解できるけど、点と点がつながる感覚がなかった。・・・が、この後のパネル・ディスカッションや他の参加者のブログでなんとなく繋がって見えてきた部分があった。

自分なりにまとめると・・・

統計的に、日本はGDP(所得)は着実に増加しており、寿命も延びています。

収入や教育機会・健康促進の実現がアップしており、生活満足感はアップしていると思いきや、実際は生活満足度は上がっていない=不幸な人が増えているのです。

つまり、モノの豊かさから心の豊かさが重視される社会になりつつあるということ。

草郷先生は「地域社会」に着目し外発的開発から内発的開発にシフト。

・住民の創意工夫を促し、協働して地元(地域)発展を目指す。

・市民の創意工夫で地位社会作りを。(誰が主体となるのかが重要らしい)

自分たちが当事者として問題に対してどのようにアプローチし、問題発見・解決策の実施・その検証・修正という一連のプロセスを継続的に行うか調査をしているそうで、具体的な実施例を元にお話をしてくださいました。

プロジェクト授業でも感じたことなのですが、いかに自分たちが当事者として考え、何が問題なのか・どう解決していくかが一番難しかったです。

プロジェクトに対する課題というよりは、もっと内側の関わる人間同士の意識の違いに困りました。そこのアプローチについて、

誰が主体となって動いているか

指針を示すことが大事

誰が何を得意(潜在能力)としているのか

その地域の常識を知ること

が大切だそうです。

(だいぶ箸折っているのでちょっと自信がない…。)

 

◉キーノート2 @小島 健嗣さん(富士フィルム
「オープンイノベーションとデザイン」

 

富士フィルムは最初、フィルムカメラの会社でしたが現在では化粧品や医薬品など事業展開をしています。

ただ、たくさんの業務を抱えており、同時会社内でも何をしているの閉鎖的だったとのことです。そこで、オープンイノベーションハブを作り出し、それぞれの部署が持っている研究内容(強み)を外側にオープンにしていくことで、それぞれ違う研究分野の人との繋がり・発見・理解をすることができたそうです。  (他企業も含め)

 

富士フィルムのオープンイノベーションハブのwebサイト ↓

www.fujifilm.co.jp

 

大学内でも、他コースが何をしているかわかりません。また自分のコースに自信がないのですが、同じ大学名を持つもの同士、何をやっているのかわからないのは誤解や可能性を閉じ込めてしまいます。

それを外部に私たちのコースはこのような研究をしています!と発信することで、

横との繋がり、外との繋がりに繋がる。(ビジネス的にも知識的にも)ということだと思います。外に発信するということは、ビジュアル的にもわかりやすいものを作る必要があります。また、わかりやすい言葉で。結果自分たちのためになっているのです。

この辺から共創の意味がわかってきました。 

 

うぅ、しかしここまで本当に必死で話を聞くのに精一杯。

 断片的には分かるけど、点と点が繋がらなくてモヤモヤしていました。

 

 

◉パネルディスカッション @浅野先生・草郷先生・小島さん
「社会の幸せのために、デザインができることは?」

ここのパネルディスカッションで、なんとなく大事なことと草郷先生と小島さんが今回の登壇者だったのか分かった気がしました。

 

サイトには、「富士フィルムの技術的アプローチから新たな価値を"共創"する場」と書いてあります。

そして、草郷先生のテーマは「幸せな社会を共に創る」。

ここで、ハッと。キーノート1もキーノート2も”共創”がテーマだったんですね。

 

浅野先生のお言葉をお借りすると、 

アクションリサーチの為に村落に入り込んで住民主体の地域創造を目指す草郷先生と、一度はフィルムと言う基幹商品が無くなってしまった企業の中で再生を賭けて共創による新規事業創出を産みだし続ける小島氏。実はイシューは「どうやって参加者全員が協働・共創するのか?」で、対象とする研究分野や手法が違うだけで目指すものは同じだったということが分かる。

デザインとはモノを作ることでは無く、仕組みを創ることなのだ。

 

とっても分かりやすい…。

印象的だった言葉をピックアップしていくと、

◎「潜在能力アプローチ」

一人一人の選択肢をきちんと拾って、

個性を磨いて引き上げていかなければならない。

 

草郷先生は、学生さんに「知識を増やすな。今ある知識の使い方を見つけろ」

と仰ったそうです。かっこいい。(今ある自分の知識ってなんだろ…)

 

そして、小島さんは「社内を変えるのは大変。新しいことをしようとすると、自分にあったお客さんを探しているけれど、お客さんにあったものを企業側がマッチしていくことが大切と。」

草郷先生のおっしゃっていたことと通じるなぁと思います。

 

使い方を見つけるセンスを磨いていきたい。

 

そして、一番心に留めたいと思った言葉。  

今は、デザインは"モノ"ではない。

デザイナーは社会の仕組みを作っていくこと。

仕組みを創ることに優れている人が出てくる。

 

大学2年生くらいから、なんとなく”デザイン”ってモノのことだけじゃないかも…?と疑問を持っていました。

ものづくりだけの”デザイン”ではなく

"仕組みもデザインの一つ"という考えた方にシフト変更してからUXの勉強が楽しくなってきたのを思い出します。

草郷先生も小島さんも内部で仕組み作りをデザインしていたのだと思います。

結果、それが社会を幸せにする歯車の一つになるのでは?と一瞬点が繋がりました。

 

 

 

 

今回のセミナーに行って感じたこと。

「早く社会人になりたい」

今まで、勉強会とかに行ってもなんとなく分かるぅ〜…?

とモヤモヤしまくりです。今回のセミナーも経験も全くない学生の身分で参加しましたが正直しっくりくる部分が少なくて(まだ働いていないから当たり前だけど)「どうしてこういうセミナーに参加するの?」と聞かれてもうまく答えれない自分にもどかしさを感じます。でも、このような視点を学生のうちに持っているのは貴重なことだと思います。このようなセミナーに参加すると、当たり前のことを言っているのになぜ大人は「ウンウン」言ってるんだろう。と最初は疑問でした。

「一人一人をきちんと見よう」と当たり前のことを言われたときは、

「なぁんだ!オッケ〜!見ればいいんでしょ!」という舐めきった考えを持っていました。

 

でも、何回も参加しているうちに

・きちんと見るって何?

・その人の本当の言葉を引き出すためのインタビューってめっちゃ難しい!

・言葉って伝わない。

・「りんご」と言われて一人ひとり思い描く「りんご」は違うということ。

などなど…日々発見です。

 

今回のお話も、当たり前っちゃぁ当たり前なのですが、それを言葉にしていくことで概念化しているのだと思います。

無意識に「大事だよね〜」という部分に向き合い(発見して)きちんと問題定義をして解決に導く難しさを感じます。

 

 まだまだ、知識や理解するスピードが遅く悔しい気持ちが大きいですが、

ちょっとずつでも点と点が繋がるように頑張りたい。

 また、時代とともに、デザイナーの立ち位置も変わってくるけど常にどういうことが求められている時代なのか敏感な人でいたい。

 

 

最後に・・・

今回、「UX」という言葉はタイトル程度しか使われていないのですが、

浅野先生曰く「UXは人が幸せになれるもの」程度でいいんだよ〜とおっしゃっていました。あまりUXを学ばなければ!!と力んで意気込まずに、何気ない日常から学んでいこうと思います。😬